休職期間中にも年次有給休暇を与えなければならないか
休職期間中の者にも年次有給休暇を与えなければならないのでしょうか。
休職期間中は、通常、会社に休職の制度があり、その制度に従って、会社が労働者に対して休職命令を発する形になっています。
したがって、この休職期間中、労働者は既に労働の義務を免除されています。休暇はもともと労働義務のある日にしか取得できませんので、休職期間中は年次有給休暇を与える必要はありません。法的にいうと、従業員から年次有給休暇の時期の指定があっても、従業員はこれを取得できません。
※ 年次有給休暇の権利の発生とは別の問題です。
行政通達
行政通達に「長期休業中の場合の年次有給休暇」について、次のように述べています。
「(二)休職発令により従来配属されていた所属を離れ、以後は単に会社に籍があるにとどまり、会社に対して全く労働の義務が免除されることとなる場合において、休職発令された者が年次有給休暇を請求したときは、労働義務がない日について年次有給休暇を請求する余地がないことから、これらの休職者は、年次有給休暇請求権の行使ができないと解する。」(昭24.12.28基発1456号、昭31.2.13基発489号)

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